骨盤ダイエットのすすめ

骨盤は骨格の中心にあり、上半身と脚をつなぐ結合部分。この存在をあなどると、バランスの悪い太り方をするだけでなく、あらゆる内臓疾患を招きます。多数の骨が寄り集まった芸術品ともいえる骨盤を、いたわり正しい位置に戻す健康法こそ「骨盤ダイエット」。健康なメリハリボディを獲得するために、まずは骨盤について知っておきましょう。

骨盤

 

ゆがんだ骨盤で太るのは筋肉・血流・自律神経が乱れるため

骨盤には2つの大きな役割があります。まず、頭と上半身の重さを支え、脚を前後左右に動かすこと。この場合「筋肉の衰え」が肥満につながります。ゆがみが全身に広がると、各部位の動きが制限されて筋肉が衰えます。脂肪を燃やす唯一の場・筋肉の力(脂肪代謝)が低下すれば、脂肪はたまる一方です。
もうひとつの役割は、内蔵や生殖器などを守る器の働きです。こちらの問題点は「血液や水分、ホルモンの滞り」です。骨盤がゆがむとその中にある子宮や卵巣、胃腸などの本来あるべき形がくずれ、いずれの流れも滞ってうまく機能しなくなり、部分的にむくみやすくなるのです。
また、忘れてはならないのが自律神経です。骨盤がゆがんでいると、脂肪を蓄積させる副交感神経がだらだらと働き続けている状態で、美しくなるために前向きな気持ちで努力できません。

骨盤は全骨格の「かなめ」だが、関節は意外に弱くできている

「姿勢が悪いと背骨が曲がる」と注意された経験から、骨格の中心は背骨と考える人は多いでしょう。しかし、悪い姿勢や動作のクセ、運動不足により筋力低下やストレスによる筋肉の萎縮などで、少しずつ継続的にダメージを与えたときに最初にゆがむのは、背骨より骨格です。
骨盤は複雑な形をした骨の集合体ですが、周辺の筋肉や靭帯によって支えられていて、そう簡単にゆがむものではありません。。しかし、骨盤唯一の関節である「仙腸関節」は圧力に弱く、場合によっては案外たやすくジョイント部分が開いたりゆるんでしまいます。仙腸関節が開くと仙骨にかかるバランスがくずれ、この状態をカバーするためにまず骨盤がゆがみます。さらに放っておくと、このゆがみが背骨を含む全身へと広がって大きなゆがみとなり、肥満、肩こり、腰痛、内臓疾患など、さまざまなトラブルを招くのです。