幸せよりも喜びを胸に。

なんかタイトルが大げさで、歯が浮いてまうような言葉ですが、普段はこんなこと口にしませんよ。

こんなこと言うてもうたら顔とのギャップがありすぎてもうあれですよね。

治療中は基本的に私はじっとしてることが多いので質問以外の話はこちらからはあんまりしないのですが、意外と皆さん話しかけてくれるのです。
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最初の問診でメンテナンスの人なんて10分ぐらい話に花が咲くときがあります。

たまに初診の人で30分ぐらい色々と話をしてくる人もいる。

そうなると調整の時間が20分しかないぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!と焦るけどそれはそれで満足なんやろうなと思うようにしてます。

メンテナンスの人は大抵の話は阪神勝ってるで〜とか来週は冷えるらしいでとか今日の電車人多かったわ〜京都でなんかあんの?とか。

そんなやり取りの中でも初診の人がたまに聞かれるのは「なんでこうなったんですかね?」という質問があるんですよね。

あれが悪かったんちゃうやろか?あれが原因やと思うんです。あのカバンの持ち方が・・・なんて話が続いていく。

こういう徒手療法にくる人って皆さん、何かしら体の問題を抱えて来られます。

肩こりや腰痛・頭痛に生理痛、ヘルニア・副腎疲労、めまいやうつ・パニック障害。

症状が体に出るってことは何かしら原因があるので、その問題を探すのに一生懸命な方が意外と多いんです。

先の心配やこのままずっと同じ状態やったら・・・

悪くはない、悪くはないけど、不安はわかるんやけど、そういうことって考えてもしゃ〜ないんですよね。

なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?

そんなこと考えても治らへんよ。とか言うてしまうともう来ない(苦笑)

昔まではそんな患者さんに正論を言うことも多くて、気まずい雰囲気になったりしてましたし、私が正論を言うと、相手は自分の考えを主張しやすくて、信頼関係って気づくのが難しいんです。

特に相談を受ける側の男性は答えを出したがるから困ったもんです。あっそれって私ですね。

基本的に体の不調で困っていても、それに対して何故?って考える人に正論(答え)をぶつけると先には進みにくいから、最近は相手の話を聞くことにってして、いろいろと対話するようにしています。

なんで治らへんの?なんで症状が出たんやろ?となぜ?よりも体と向き合い前を見る施術がよくなる秘訣です。

勝海舟も言うてました。

「やるだけのことはやって、あとは心の中で、そっと心配しておればいいではないか。どうせなるようにしかならないよ」

言い換えれば心配だけしてても前には進まんっちゅうことです。やるべきこと(体を治療する、生活を変えるとか)をせなあかんのです。

自分の体と向き合う喜びを知ってもらえればと思う今日この頃です。

愛とは喜びよってそういや言われたな。

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平野 秀一
親父が北海道、オカンが九州の出身、京都で出会い、私が生まれ京都育ちですが京都人っぽくない沖縄の宮古島が大好きです。沖縄の人とよく間違えられます。