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季節の変わり目に多いギックリ腰の対処法は温めるといいのを知ってますか?

ギックリ腰

急な腰の痛みで病院や治療を受ける前に知っておくとええ知識です。

ぎっくり腰は動いて温めて治すの巻

冬から春になる季節のかわり目などは急性の腰痛での相談が増えてきます。

一生に一度は経験すると言われているギックリ腰、どう対処していいかわからないと患者さんからお聞きすることが多いので記事を書いてみました。

ぜひとも読んでもらってもしもの時に思い出してもらえると嬉しいです。

またぎっくり腰や慢性的な腰痛でお困りのお友達が近くにおられればシェアしてあげてくださいね。きっとお役に立つので喜んでもらえると思いますよ。

時間がない!早く対処法を知りたいという方のために結論から書いておきます。

  • ぎっくり腰になったら、貼るカイロや湯たんぽをタオルで包んで患部を温めてください。
  • 冷やすことに比べたら、少し痛みは増しますが、冷やすよりも早く治ります。
  • 痛いからといって安静にしない。仕事や家事などは動ける範囲で動いて循環を止めない。

急な腰の痛みは温めると早く治る。

ぎっくり腰は冷やすもの。

以前は私もそういう風に考えていました。

例えば冷湿布やアイシングと言われる処置が世間では一般的ですが、最近、治療に来られる方たちには冷やすよりも温めることをお勧めしています。

よくお風呂に入ると少し楽になります。とお聞きしますが、その後には決まって痛みが少し増すと言われる方が多いんです。

なぜ痛みが増すのか?

人の体は何か痛み起こる前には炎症反応が起こり、実際に痛みを感じます。

それは炎症が悪化したのではなく身体が痛みを治そうと血流をよくしようとした体の正常な機能(プロスタグランジンの分泌)が働いている結果なんです。

このプロスタグランジンが分泌時の特徴は副交感神経(リラックスする神経)が優位になっているとき。

つまりプロスタグランジンは交感神経(興奮する神経)の働きを抑えてくれています。

だからこの体の修復作業のときに『痛み』を感じることが多いんです。

温めて治すということはその副交感神経を刺激し修復作業を手助けしているということなんです。

とは言っても痛みの感じ方は人によって変わるのでひどい痛みや炎症が強い時は、信頼出来るかかりつけの病院の先生やカイロプラクター、整体師、オステオパスや鍼灸師などがお近くにおられれば相談してください。

えっ?でも冷やしたほうがって昔から言われてるやん。

そうです。

昔から急性の痛みは冷やすものと考えられてきて、私も血流を良くするイメージとそのように考えていました。

生理学や解剖学などをしっかりと見直してみるとしかしちょっと待てよ。と考え方が変わります。

今まで冷やしてたと伝えてた方スンマセン。

炎症=悪者ととらえがちですが、体の生理的な機能を考えると痛みを軽減しようとして治そうとして炎症を起こしていると考えられるんですよね。(プロスタグランジンを分泌)

ぎっくり腰の患部を冷やすということは血流を止めて、感覚を麻痺させるということなので、冷やしたことで痛みが治っていってるというよりは痛みを麻痺させているということなんです。

だからよっぽどの炎症で痛みが長引いてしまっている、もしくはもう痛くて痛くてとのたうち回る状態でない限りはなるべくアイシングや鎮痛剤は控えたほうがいいということなんです。

アイシングは治そうとしている体の反応を意図的に止めてしまうので治癒も遅れてしまいます。

ギックリ腰は安静にしたらあかん。

またぎっくり腰のときは一切動かずに寝てるだけという方がおられますが、安静にするほうが痛みが長引いて、痛みの慢性化につながやすくなります。

人の体は動かしてなんぼのもんです。

みなさん、安静にしておくというイメージは寝てるだけ、動かないと勘違いされている方が多いですが、安静とは体が痛いのであれば、その痛みが悪化しない程度で動く事なんですよね。

ぎっくり腰を安静に寝ておくなんて考え方は昭和の考え方です。


動く事で血流は流れ、痛みを発しているプロスタグランジンの分泌で興奮している組織や痛みが治癒されていくんです。

ぎっくり腰の対処法はこれ!

  • 冷やさずに温める
  • 寝ていないで動く

なってしまったぎっくり腰の対処はこれが一番です。

安静にして寝ておく、患部を冷やすのは一昔前の対処の方法です。

痛みが出るってことは体からのなんとかしてほしいっちゅうお知らせです。

体の血流が悪くなり交感神経に傾いて体をリラックスさせようと副交感神経が働きやすい状態を作ってバランスを取ろうとしてくれているんですよね。

日頃からの痛みの予防としては
適度な運動と質の良い油をとることをお勧めしています。

動く事で血流は循環して、プロスタグランジンの元になる質の良い油、オメガ3やオメガ6と言われる油をバランスよくとる事で痛みが出ても調整してくれやすくなるんです。

最近の方は外食やコンビニ食、ジャンクフードなどオメガ6(動物性油脂)リノール酸であるサラダ油ごま油、肉や卵なんかを過剰に取られている方がとても多いです。

オメガ3とオメガ6(オメガ3:オメガ6=1:4の比率がベスト)をバランス良く取る事で痛みを過剰に感じる事も減ってプロスタグランジンが正常な生理機能を保ってくれやすくなります。

あとは白砂糖やカフェインの過剰摂取も痛みを助長するのでなるべく控えるようにして、参考になさってくださいね。

当院のぎっくり腰に対しての治療

そもそも「痛み」のメカニズムは血管収縮→血流が阻害される→プロスタグランジンが分泌→血管を広げる→収縮したとこに血液が流れようとする→局所が熱を持つ→神経が過敏になる=「イタタタ!」

という事なので血流を良くしていき、バランスを整え、血流を流す事で痛みから早く回復する体を整えていきます。

『カイロプラクティックでズレた骨をパキッとやってもらうと、一発で治った』ということを聞いたり、昔の治療で実際に治ったからと痛みを0にしてほしいと期待を込めて来院していただく方も多いです。

もちろん痛みが瞬時に100%取れるケースもあります。

でも残念ながら、誰でもかれでも炎症反応が一瞬でよくなることはありません。

調整をした結果はその人の体が持つ治癒力なのでその人次第なんですよね。

炎症があるから痛いわけちゃうのは理解してもらえていると思います。

痛みが出る怖さや痛みで動きづらい組織や構造を動ける身体に切り替えると、治る方向に体の機能は働き出すので、何もせずいるよりは痛みは激減していきます。

もちろんプロスタグランジンの分泌が増えるので痛みが少し増す場合がありますが、ただ冷やしたり温めるだけよりも構造や生理的なバランスも整い早く元に戻ることができます。

一回で治らへんのやったら、治療受けてもしゃーないわ。と寝て治すなど自己流で痛みが引くまで待つということも、一応、痛みは引くのでいいのですが、1回痛めてから何に数度は腰に痛みが・・・となる方も多いのも事実です。

急な痛みで治らへんから、ネットで調べて、自分ひとりで治そうとはせず、まずは専門家に相談して、何が原因でそうなっているのかを考え二人三脚で治していくのが一番オススメです。

私たちのような徒手療法家は『痛みで動けない→治りが遅い』という状態を手助けするのが役目。

1週間経っても腰の痛みや年に数回はぎっくり腰をやってしまうとお悩みの方は『私の腰痛はよくなりますか?』とお気軽にご相談ください。

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