薬以外でも喘息症状を抑えられるの知ってますか?
当院では肩こりや腰痛などの症状以外にも風邪が長引いて咳がなかなか治らないんです。小さい時に小児喘息でした。大人になってからもたまに喘息の発作が出る時があるんです。
など既存の患者さんから相談を受けることがあります。
そもそもカイロプラクティックや整体で喘息や咳が止まるん?と思われると思います。
実は病院で風邪と言われた長引く咳や喘息の症状を寛解もしくは抑えることはできるんです。
目次
こんな症状でお悩みではありませんか?
- 病院で診てもらったけど咳が3週間ほど長引いている。
- 大人になっても喘息の発作が時たま出る。
- 小さいお子さんが喘息の症状で悩んでいる。
- いつも咽喉がイガイガして咳き込みやすい。
- 夜中に咳き込んで目が覚める。
喘息ってどんな病気?
喘息は気道が症状がないときでも常に炎症をしていて、健康な人に比べて気道が狭くなって空気が通りにくくなっている状態です。
炎症がおこっている気道は敏感になっていて、正常な気道ならなんともないホコリやタバコ、ストレスなどのわずかな刺激でも狭くなり、喘息発作がおきてしまいます。
成人の気管支喘息って知っていますか?
過去30年間で約3倍にも増加したといわれています。40歳を過ぎてから初めて発症するようなケースも決して珍しくないと言われています。
平成16年度厚生労働省国民生活基礎調査より
成人気管支喘息の多くが、アレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)を特定できない非アトピー型です。
風邪や過労、ストレスなども喘息を発症させる誘因と考えられています。
過去に小児喘息にかかった経験がある場合、成人になって再発するケースは少なく、全ての成人気管支喘息の3~4%といわれています。
喘息の症状
喘息は、突発的な咳、痰(たん)が出やすかったり、息苦しさや「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という喘鳴(ぜんめい)音など、さまざまな症状があります。最近では咳だけの喘息(咳喘息)も増加しています。
また、胸の痛みやのどに感じる違和感を感じる方もいます。
このような症状が続いている方は、一度病院・診療所を受診してみてもらってください。
治療せずに放置すると、気道の炎症が悪化して、発作の頻度が多くなったり、症状が重くなったりするので注意が必要です。
まずは通常の医療の受けてみて、寛解が得られないのであれば代替医療でも診てくれるところはあるので受診しご相談ください。
また喘息の発作は、夜間や早朝におこりやすいのが大きな特徴です。
喘息症状がおこりやすいとき
- 夜間~早朝にかけて
- 季節の変わり目や気温差がはげしいとき
- 疲れているとき
- 風邪をひいたとき
- 発作を引き起こす刺激に触れたとき(アレルギー物質(花粉・ダニ・黄砂・PM2.5、タバコの煙、線香の煙、強い臭いなど)

喘息の原因とは?
喘息の方の気道が炎症していて敏感になっているため、わずかな刺激でも発作がおこります。
発作の原因として考えられるのはダニやホコリなど吸い込むとアレルギー反応をおこす「アレルゲン」と、タバコの煙などのアレルゲン以外のものがあります。
一つの物質が問題ということではなく、ほとんどの場合はいくつかの誘因が絡み合って発作が起きます。
喘息発作の予防はこれらの誘因をできるだけ遠ざけること・耐性(解毒)できる体が大切です。
喘息の方の日常生活の注意点
かぜやインフルエンザに注意
かぜやインフルエンザかかると、気道の粘膜が炎症を起こします。その結果、わずかな刺激にも反応し、気道が収縮して咳喘息が起こりやすくなります。かぜの流行シーズンには、外出時はマスクを装着するようにしてください。できるだけ人ごみは避け、外から帰ったら、手洗いとうがいを徹底しましょう。
喫煙・副流煙(※)に気をつける
たばこの煙は気管支を刺激し、咳の回数を増やします。特にたばこの副流煙は、受動喫煙といって、咳喘息を悪化させる原因になります。患者さん本人の禁煙は当然として、家庭や職場など、周囲の人にも禁煙や分煙を徹底してもらいましょう。
※副流煙…たばこの先端の火のついた部分から立ち上る煙
飲酒を控える
アルコールは原則控えることが望ましいでしょう。お酒を飲むと、体の中にアセトアルデヒドという物質ができます。この物質は、気道を収縮させて咳を起こしやすくします。日本人は欧米人にくらべてアセトアルデヒドを分解しにくい人が多いため、飲酒の影響を受けやすいといわれています。飲みすぎには十分に注意してください。
アレルギーを起こさない環境をつくる
咳喘息の患者さんにとって、アレルギーを引き起こす原因となるハウスダスト、カビ、ペットの毛、花粉などのアレルゲン(※)の排除は不可欠です。週に数回、布団や枕などの寝具を干したり、室内をこまめに掃除しましょう。
※アレルゲン…アレルギー反応を引き起こす物質のこと
気温の変化に気をつける
急激な気温の変化は、咳喘息の発作を招きます。春や秋は常に気温の変化に注意を払い、外に出るときには服装による温度調節を心掛けましょう。エアコンを使う場合は、室外との温度差を大きくしすぎないよう注意してください。また室内の温度はいつも一定に保つようにしましょう。
ストレスをため込まない
ストレスも、気道を過敏にさせる要因となります。日ごろからストレスの原因となる過労を避け、睡眠や休養を十分にとることが大切です。水泳など適度な運動を行い、抵抗力をつけることも咳喘息の予防につながります。
食生活に注意する
バランスの良い食生活を心掛けましょう。食物アレルギーのある人は、アレルギーの原因となる食品を避けるようにしてください。食べ過ぎにも注意が必要です。
喘息エクササイズ:ビューティコ呼吸法
喘息など呼吸器の疾患を和らげたり、花粉症や、肺気腫の症状の軽減、アレルギー体質の改善など、さまざまな効果が報告されているというビューテイコ呼吸法をご存知ですか?
40年以上モスクワの医科大学で呼吸を研究していた、コンスタンチン・バブロビッチ・ビューテイコというロシア人博士が考案した呼吸法です。
血液中の酸素と二酸化炭素のバランスを整えることで、上にあげたような効果が期待できると言われています。
方法は
- 「浅く弱い呼吸」を10分間、1日に最低3回行う。
- 常に鼻呼吸を意識する。(就寝時口呼吸をしがちな人は、口に垂直になるようにマスキングテープを貼ると鼻呼吸ができるそうです)
- 歩く時に片方の鼻を押さえ、もう片方だけで呼吸をする。(口呼吸したくなったらやめる)
コツは椅子に座り、肩の力を抜き、横隔膜をリラックスさせ、静かに呼吸します。
吸う息を「ほんのちょっと浅くする」程度で良いですが、ほんのちょっとだとしても、喘息の人にはとてもきつく、続けていくと、軽く息苦しくなります。
この時、極端に息が足りなくなるようだと、逆効果。「軽く息苦しい」がポイント。
その状態を維持してエクササイズが終われば、普通の自然呼吸に戻します。
喘息でお悩みの方は治療と併用して行うとより効果的です。
喘息は構造の問題と関係している
迷走神経の障害(神経原性)
血管運動の障害
血管運動の障害からリンパ系へ障害
この3つの問題が喘息症状に影響を与えると考えあなたの問題にあわせた施療を進めていきます。
またアレルゲンなど喘息の原因は様々ですが、先ほどの3つの障害に胸郭の内圧の低下や第1肋骨の構造的な問題、横隔膜の働きなど問題が大きく関係してきます。
当院の喘息に対する調整
吸入薬や抗生物質などで症状を抑える現代西洋医学の考え方とは異なり、クラシカルオステオパシーの考え方で全身調整を行っていき喘息発作の出にくい体に変化させていきます。
喘息の方は交感神経が緊張していて、呼吸も浅く、胸郭の動きもあまりなく、アレルギー物質を解毒する肝臓や腎臓の機能が低下気味で、姿勢は肩をすぼめたような姿勢の方が多いです。
当院では交感神経の働きを抑えて気管の筋肉の緊張を和らげ、肋骨の調整で呼吸運動を改善し、リンパの流れの改善をおこない、構造的なアプローチで生理学的に正常な働きができなくなった体を元気になるよう戻していきます。
最後に
小児の喘息や大人になってからの喘息症状は昔に比べて増えています。
それはなぜでしょうか?
洋食が増え糖分の過剰摂取など食べ物が変わり、アレルギー物質が増え、それに伴い体の機能が低下し、うまく機能しなくなってしまう方が多くなったことも大きな原因です。
当院でもメンテナンスや通院中に風邪をひいて咳がなかなか治らない。夜中に咳が出て目が覚める。病院では風邪と言われたけど咳が止まらない。花粉の季節は咳が止まりません。など相談を受けることが増えました。
急性期の喘息症状、慢性的な喘息でお困りの方で吸入剤やステロイドの治療薬以外にも何か方法はないか?とお探しでしたら一度ご相談ください。
きっと私の施術がお力になれます。
当院の喘息に対する歪みなどの構造的な問題から生理作用に働きかける代替医療をお試しください。