平野先生って砂糖あかんてうるさいねん。

      2016/02/26

変わってタイトルにもある砂糖の話です。

私の治療を受けたことがある方は甘いものを控えてね。と言われる方が多い。意地悪で言うてるんちゃいますよ。キチンとした理由があってのことなんです。

なんであかんかをちょっと簡単にですがまとめたので読んでみてください。

砂糖の摂取量と健康

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甘いもんはみんな大好きです。私もたまに食べます。

でも取りすぎるとちょっとした健康被害に繋がるんです。

例えば便秘。これって女性で多いですよね。3日でないなって当たり前!何てこと言うてる人がいたらその人のお腹はうんこだらけです。気をつけましょう!

肌荒れや冷えにも関係してきます。別に当たり前になっている症状ですが、思い当たる人は多いんちゃいますか?

ひどい人は低血糖になり慢性疲労・イライラ・うつ病に似た症状etc

とまぁ色々と症状が出るわけです。

白砂糖の3つの特徴

  • 潜在性
  • 増量性
  • 習慣性

潜在性・・・何事もそうかもしれませんが、白砂糖を食べていてもすぐには体に変化は起きません。だから自分自身で気がつかにうちに体が蝕まれて症状が発症何てことになりかねません。

増量性・・・甘いものを習慣的に食べられる方は自然の甘みやったら物足りなく感じ、やっぱチョコ最高♪とかになり糖の摂取が増えていきます。

習慣性・・・あ〜!甘い物食べたい!ギブミーチョコレ〜〜〜トとなりません?それって禁断症状です(笑)血糖値が下がり、体がまた糖を欲する。そうすることで習慣になってしまいます。

戦後右肩上がりで砂糖の摂取量は増えています。

白砂糖の3つの特徴から日本人は摂取量が極端に多いんですよ。

そもそも糖って何?

糖は単糖類・複糖類・多糖類に分類されます。

単糖類は分子が1つ。ブドウ糖や果糖(果物や蜂蜜)がそれです。

複糖類は分子が2つ。白砂糖がこれになります。

多糖類は単糖類が色々と合わさったものです。穀類・芋類・豆類。

どれも糖なんやろ?と思いますよね。そうです。

しかし体に吸収される過程が違ってきます。

砂糖は即吸収。

単糖類・多糖類は穀物などに含まれているので、消化吸収までに3〜4時間はかかります。
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この違いが疲れた時は甘いもの!すぐに元気になるやん!と言われているところですね。

あと砂糖にも種類があって、含蜜糖と分蜜糖に分けられます。

含蜜糖はきび糖・黒砂糖・メープルシュガーやてんさい糖など色ついてるやつ。原材料の成分を煮詰めたもの。
分蜜糖は煮詰めて出た絞りかすからさらに絞り出したもの。

なので単糖類や多糖類には栄養(ミネラルなど)はありますが、白砂糖には栄養はありません。

ほな白砂糖ってあかんやん。

そうです。栄養もなければただただ甘いだけのものなんです。

さらに体からカルシウムとビタミンB1が失われていき、
カルシウムが体内から減ると

  • 虫歯
  • 骨折しやすい
  • 高血圧
  • 妊娠異常
  • 骨粗鬆症
  • 精神異常

ビタミンB1が減ると

  • 記憶力の低下
  • 慢性疲労
  • 便秘
  • 肩こり・頭痛
  • 不眠

そして低血糖や糖尿病へとつながります。

そうなってしまうと大変なんですよね。糖尿病は読んで字のごとく膵臓の機能が低下し糖が尿に混じって排出される病気です。低血糖はインスリンが過剰に働き、安定した血糖値が保てない状態です。

白砂糖のとりすぎで起こるその他の症状としては免疫力の低下やアレルギー症状・認知症・貧血や血が止まりにくい
などがあります。

甘いものは食べたらあかん!

そんなことはないです。

あれ?あれだけ砂糖の害について言うてたのに?

過剰に毎日、毎日食べ過ぎてる人は抑えて食べれば問題はないんです。欲をいえば黒糖や自然の果糖が好ましいですが、あかん。あかん。やとストレスが溜まってしまいます。

私って優しい・・・・

何事もほどほどがええっちゅうことです。

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